「プリペイドカードの番号を送って」は詐欺かもしれません!

~ご注意ください!~
「プリペイドカードの番号を送って」とショートメールで要求されたことはありませんか? そのメッセージは詐欺の可能性があります。

ここ数年、ショートメールなどで届く架空請求に関する詐欺が横行しています。
今回は、こうした詐欺の手口と対処法について解説します。

プリぺ詐欺とは?

「料金を請求され、その支払手段としてプリペイドカードの購入を指示され、要求されるままにカードに記載された番号等を伝えてしまった」というように、何らかの架空の支払いを要求しプリペイドカードの購入を指示する手口の事です。

 商品券やICカードと違って、インターネット用のサーバ型プリペイドカードはその価値が発行会社の管理するサーバに記録されています。
そのため、カードに記載された番号等を誰かに伝えることは、購入した価値をすべて渡すことと同じです。


犯人は消費者から番号等を聞き出すとすぐに換金率の高いものを購入したり、プリペイドカードの買取業者に売却しているものと考えられます。 後になってだまされたことに気付いても、いったん相手に利用された価値を取り戻すことは非常に困難です。

詐欺の手口

ある日突然、ショートメッセージで以下のようなメッセージが届きます。

「有料サイトの料金が未納なので支払を〇月〇日までにお願いします。料金を支払わないと法的手続きを取ります」

『 送信元のアドレスや会社名には覚えがないけど、有料サイトを使用していないわけでもない。事態が大きくなる前にこれくらいの金額だったらとりあえず支払っておこう… 』

このような「あるかもしれない」という被害者の心理を犯人は巧みについてきます。

メッセージに記載された電話番号に問い合わせをすると 「コンビニエンスストアで××ギフトカード(プリペイドカード)を購入してください」と指示されます。
指示通りにカードを購入した被害者に対し、以下のような手段で金額をだまし取ります。

・カード番号(10数桁の英数字等)を電話等で読みあげさせる
・カードの裏面を撮影した画像をメールで送信させる
・コンビニのファックスでカードの裏面を送信させる

一度だまされて終わることもありますが、その後も「示談金が必要だ」など次々と支払いを求められ、裁判になったら困ると思いあちこちのコンビニでプリペイドカードを購入し続けるというケースもあります。 しかし、最初の支払い要求からすべてが架空の請求で詐欺なのです。

こんなメッセージは詐欺を疑いましょう

  • 料金が未納です。
  • 有料動画/コンテンツの閲覧履歴があります。
  • 法的手続きをとります。裁判にします。
  • 芸能人に会えます。芸能人がこっそりあなたと知り合いたいと言っています。
  • ~に当選しました。
  • (昔の友達だけど)久しぶり!最近何してる?

詐欺にあわないために

通常、業者が料金支払いのためにプリペイドカードの購入を促すことはありません。また、”自分だけ得になる”といううまい話が転がっていることもありません。

  • 身に覚えのない請求などに返信・連絡をしない
  • 知人の依頼であっても、なりすましの可能性もあるため、別の手段で本人からの連絡か確認をとってみる
  • そもそも知人の依頼であっても、プリペイドカードを購入したり、プリペイドカードのIDを教えない
  • 送信元のアドレスや業者名をインターネットで調べてみる(詐欺手口としてすでにネット上で情報が回っている可能性があります)

家族や友人、職場の同僚がコンビニで多額のプリペイドカードを購入していたら、詐欺の被害に遭っているかもしれません。
少しでもおかしいと感じれば、相手にカード番号を伝える前に、最寄りの消費者生活センターや警察等に相談するしてください。

もし詐欺にあってしまったら?

被害に気づいたときやトラブルとなった場合は、早急にプリペイドカードの発行会社に連絡するとともに、警察にも通報しましょう。

また、ultra pay カードならアプリから自分ですぐに一時停止することができます。
※カードの停止方法はこちら
もしもおかしいと感じたら、すぐにカードを一時停止してください。詐欺グループが使う前だったら、それ以上の被害の拡大を防げます。

プリペイドカード詐欺の場合、被害の回復は困難ですが、連絡が早ければ、詐欺グループが使ってしまう前に使用を停止することが可能な場合があります。
何か不安や疑問に感じたら、一人で判断せずに家族や友人、周りの人に相談することが大切です。少しでもおかしいと思ったら、最寄りの消費者生活センターや警察等に相談するようにしてください。